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プロフィール
HN:
Dropout Devil(でびお)
自己紹介:
いかつい顔面を持つ31歳悪魔系会社員。
間違っても「小悪魔系」などではございません。

脱サラしてバーテンダーになるのが夢。
Bar開業までの日々をつづっていましたが、我慢できずBAR ARK ROYALの店長として1日営業をしたりしてます。
2012年7月に第一子を出産。子育て後に復帰します。
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2012年7月2日20時35分。
無事に男の子を出産いたしました。
悪魔を名乗っておりますが、ちゃんと元気な人間の男の子でした。
五体満足で産まれてくれただけで十分ですよと思うのは母性の成せる業でしょうか。



後ろ姿で失礼しまーす。

出産は一生に何度もないこと。
せっかくなので忘れないうちに出産体験記でも書いておこうと思います。
 
陣痛が始まったのは7月1日の昼頃。
初期の陣痛は「生理痛に似た痛み」と言われますが、まさにそれが来て「ああこれが前駆陣痛ってやつだな」と思いました。
しかしすぐには旦那には言わずジムに送り出し(言うと旦那がジムに行けなくなるなと思った)、夜ジムから帰還した夫に陣痛来てるとカミングアウト。
しかしその夜も痛みの間隔は長かったので気にせず眠りにつきました。
早くて明日、遅くて明後日の出産になるなーと思いながら。
 
しかし翌日、朝6時頃痛みで目が覚める私。
実は旦那は転職したてで、この日が東京の事務所への初出勤日。
「休んだほうがいい?」と聞いてくれましたが、判断に迷ってとりあえず母親に電話。
「今日は大事な日だから会社に行かせなさい、あんたには私がついてるから」という頼もしい言葉をもらったので、旦那のことは会社に送り出しました。
(どうせそんなに早くは産まれないよな、と思ってたのもあって)
 
痛みの間隔が短くなったら母を呼ぶことにして、午前中は家でひとりEURO2012の決勝の録画を見てました。
陣痛の間はエンドロフィンが出ているのでふわーっと気持ちよく寝ておけば良い、と先人(出産経験者な元後輩)に聞いていたのでほとんど寝ながら。
そんなわけでスコアがスペイン4-0イタリアだったのはわかってるのですが、誰がゴールしたのかが全然覚えておりません。トーレスが雪辱を果たせたのかさえ。
とりあえずカシージャスでないことは確か。
(※カシージャスはスペインの主将。ゴールキーパー)
 
昼頃、ほぼ10分間隔になった陣痛。
なんか食べなきゃ、と思ってサッカー見ながら用意した好物、たけのこご飯が全部食べられず。
この私が食事ができないなんてだいぶ進んでいるに違いないと思ったので(何その基準)病院に電話。
「診察するので病院に来て下さい」との指示が出たので母に電話してこちらに来るよう頼み、その前にとシャワー。
その前にとトイレ行ったらおしるしが来てて、「これがおしるし・・・!!」とビビりました。とうとう来たか・・・と。
シャワー浴びて髪の毛を乾かす前に母が来て、私の痛みも結構強くなってきて、もうどうせすぐ乾くからすぐ行くわよと母に促され生乾きの頭のまま病院へ向かいました。
 
病院についたのは14時半頃。
ちょうど一般の診察が休憩に入った時間で、待合室は静かなもんでした。
まずは陣痛と胎動のデータ取りをされ、「まだ弱いからすぐは産まれない」と言われ。
先人たちに「陣痛が弱いと家に帰される」というのを聞いていた私は、もしかして帰るのかなーそれはやだなーと思ってました。
その後内診台でお医者先生に見てもらい、まだ子宮口は3㎝くらいしか開いてないけど痛みが強そうなので入院していいですよと言っていただき、「助かった・・・!」と一安心。
その頃には午後の診察がはじまっていて他の患者さんたちもいたのですが、彼女たちの目があるにもかかわらず待合室で母の膝枕に横たわるくらい痛みは強かったのですよ。
 
そして陣痛の合間を縫って車椅子で病室に移動。
初車椅子わーい、と楽しむ余裕もなく。
私は妊娠後期はずっと胸焼けがしてるタイプだったんだけど、部屋について着替えをしていたらその胸焼けの気持ち悪い感がピークに達し、なんと吐いてしまったのでした。
先人たちにいろいろ聞いていた私ではありますが、出産で吐くことは想定してなかったのでこの時はなんかすごくびっくりしました。こんな事あるんだなーと。
 
陣痛の間、旦那と母、助産師さんが代わる代わる私の骨盤や腰をマッサージしてくれて、それがマジでありがたかったです。
「トリペと」に書いてあった「ゴルフボール用意しておくといい」というのを真に受けてお義父さんにもらっておいたゴルフボールがめっちゃ役に立ちました。
 
ゴルフボール?何に使うの?って感じだと思うので説明しますが、そのためにまずお産の流れを簡単にまとめます。
 
【出産の大まかな流れ】
・陣痛来る
・破水する
・陣痛の間隔が短くなる
・子宮口が10㎝ほどに開く ← ここが重要
・分娩台にあがっていきむ
・産まれる
 
破水してても陣痛がなかなか来ない場合もあり、その際は「陣痛促進剤」というものを打って陣痛を呼んだりするのです。
あと、流れはこの順番で来るとは限りません。破水が先の人もいれば陣痛が先の人もいます。
破水した瞬間大量に出てくる人もいればチョロチョロしか出ない人も。
陣痛から出産まで48時間苦しんだ友人がいるのですが、彼女は家で破水(しかもジャバーっと出るタイプ)だったので余計大変だったという経験談を聞いていた私。
そのため外出するにも生理用ナプキンの一番でかいやつを携帯していたくらいだったのですが、結局分娩台の上で「はい、じゃあ破水しまーす」って言われての破水だったので「なんかあったかいものが出た・・・?」くらいのもんであんまり覚えてないです。
準備しておくと最悪の事態にはならない。これをマーフィーの法則と言います。(どうでもいい)
 
つまり何が言いたかったかというと、破水してても陣痛の間隔が短くても、子宮口が開いてないと出てこれないってことなのです。
子宮口が開くまではいきんではいけないと言われます。引っかかって裂けたり詰まったりするから。
助産師さんからGO!が出てはじめていきんでいいわけですが、要はすっごいうんこしたいのに我慢しろと言われるのと同じなので途中から我慢するのがめちゃくちゃ難しくなるのですね。
 
で、この時に役に立ったのがゴルフボールだったのです。
子供が出てこようとするのを拳やゴルフボールで支えて、子宮口が開くまで待たせるというのに有効なわけですね。
出産の時はゴルフボールをカバンに入れておくといいと思います。使わないかもしれないけど。
 
ちなみに、子宮口がほんとにずっと開かないと帝王切開になります。
陣痛が来ている=赤ちゃんが外に出ようとしている⇒でも入り口が開いてないのでジタバタしながら頑張る⇒ジタバタが長く続くと赤ちゃんが消耗し、心拍が弱まる⇒赤ちゃんが危険なので帝王切開しましょう、という流れ。
 
帝王切開は逆子とか双子などの要因で自然に分娩するのが無理そうな場合に行われるので、もともと予定されていることが多いらしいのですが、これは自然分娩しようとしたけど無理だったので結果的に帝王切開になりました、というパターンなので、なんていうか痛みのフルコースなわけです。
私の友人にもこのパターンの人がいて、彼女曰く「帝王切開は楽って言うけど私は痛かったなー、楽って感じじゃなかったねー」とのことです。ガクブル。
 
こんな痛いだの大変だの書いているのはなぜかというとですね、それでもたくさん体験談を聞いて自分の時にどんなパターンになってもいいように心の準備しておくとパニックにならずに済むと思うからなのです。
私はなぜそうなっているのか仕組みがわかると安心(というか納得)できて頑張れるタイプなので、余計友人たちの体験談が役に立ちました。
だからこれから出産の人は、親しい友人たちにたくさん体験談を聞いておくといいのかなーと思います。
 
でもそういうの聞くと考え過ぎちゃって鬱になってしまうタイプの人もいると思うので、そのへんは自分の性格をよく鑑みてどうするか決めて下さいね。
(って、ここまで読んじゃった時点で手遅れな気もするが・・・すいません)
 
さて、出産体験記。
長くなったので続きます。



 
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