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プロフィール
HN:
Dropout Devil(でびお)
自己紹介:
いかつい顔面を持つ31歳悪魔系会社員。
間違っても「小悪魔系」などではございません。

脱サラしてバーテンダーになるのが夢。
Bar開業までの日々をつづっていましたが、我慢できずBAR ARK ROYALの店長として1日営業をしたりしてます。
2012年7月に第一子を出産。子育て後に復帰します。
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Dropout devil's open business Diary
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人間って哺乳類ですよね。
でも普通に生きててそんなこと実感することってないじゃないですか。
ところが私はそれを実感するイベントを体験しました。
それは授乳。
子供を産んだばかりの母の乳は膨らみます。外国のエロスな映像に出てくるセクシーお姉さんのような偽物っぽい形に。
今まで飾りものであった乳が母乳製造工場として動き出すのです。
で、子供が飲んでくれないとパンパンになります。
ひどい人は乳腺がつまって高熱を出します。
普段気にしてない乳というパーツが突然存在感をアピールしてくるので、
「わたしは!!哺乳類!!」と拳を突き上げて咆哮したい気持ちになるほどです。

この辛さはあなどれません。
出産という大仕事を終わらせてボロボロの体に襲いかかる生理現象に、痛い!聞いてない!痛みのピークは陣痛じゃなかったの?!とキレそうになります。
そして、食べても食べてもお腹がすく。
私は実母に「そんなに食べて・・・太るわよ?ほどほどにしなさい」と言われましたけど太らない。むしろ食べないと貧血。
しかし母上、三人も生んで育てたのになぜその発言・・・とそのときは不思議に思いましたが、人って忘れる生き物なのですね。私も陣痛の痛さを今はもうすっかり忘れてしまいました。まだ生める、いける、とか思ってる。

 母の葛藤を知らない寝顔。

昼夜問わず赤子に起こされて眠くて朦朧としている。
乳とともにエネルギーを吸われる。
産後の身体は重くて痛くてボロボロ。
そんなわけで辛いので、産後の母は非常に過敏になっております。
突然敏感になった妻に戸惑う夫が量産されないよう、微力ながら取扱説明書などを作ってみました。
ぜひ参考になさってください。

【授乳中母取り扱い説明書】

・食べ物について何か言うのはやめましょう。
「食いすぎじゃね?」や「あれ食べた方がいいよ」などの発言は地雷を踏みがちです。自分の体のことです、本人が一番よくわかっています。
そして相手は必死です。食事制限なんかしたら倒れて死にます。死ぬわけにはいかないんだよ!子供を殺す気か!と荒れますので、うかつな発言は控えましょう。そして米や肉を与えましょう。

・母乳に関する説は個人差があります。
例えば乳製品食べると乳がつまって乳腺炎になりやすい、という説。個人差があります。食べるとてきめんに辛くなる人もいれば私のようにばくばく食べてもトラブル知らずの人もいます。
こればっかりは体質なので、聞きかじった説が全て自分の妻に当てはまると思わないように。基本的には本人の意向に沿いましょう。

・飲みに行くのは控えましょう。
乳飲み子の世話を夜三時間おきの睡眠で頑張ってる人は、隣に酒くさい人が寝てると殺意を抱きます。そんなこと言ったって仕事の付き合いの飲みだよ!と思うでしょうが、半年だけでいいです、まわりに理解してもらってください。
大丈夫、仕事さえきちんとしていればなんとかなります。
産後の妻は確実に導火線が短くなっているので、自ら地雷を踏みに行くのは避けるのが賢明です。
よっぽど大事な飲み会以外は断り、早めに帰って家事をしてあげて下さい。

・晩酌はあくまで「申し訳なさそうに」やりましょう。
これは妻が妊娠前お酒が好きだった場合押さえておきたいポイントです。妊娠中も含めて1年近く断酒しているわけですから気づかってあげて下さい。
子供がまとまって5時間程度寝てくれるようになったら、本人分のアルコールフリービールなどを買ってきて誘ってあげるとよいでしょう。息抜きになるでしょうし、辛い分夫の優しさが身にしみたりするかも。

そんなに気を使わなきゃいけないのか、おれだって仕事大変なんだよ癒されたいんだよ!と思った男性諸氏、安心してください。
この状況は長くは続きません。短ければ3ヶ月、長くても半年くらいで楽になります。
だからいっとき大変でも耐えろ!明けない夜はない!
と、私は声を大にして言いたい。
妻の信頼が続いていくかどうかは、この時期をどう過ごしたかに左右されます。
ひいては子供がなついてくれるかどうかにも直結します。
あまり無関心だと、父ではなく「お金を運んでくるおじさん」になってしまうかもしれません。気をつけて下さい。

そもそも出産後の妻は野性動物ですから、八つ当たりくらいします超します。
寝不足だから眠い、食べてないから腹が鳴る、と同じレベルで「大変だからイライラする」のです。
あなたの知ってる理性的で優しく自分の面倒を甲斐甲斐しく焼いてくれる妻は産後からいなくなります。別の生き物になると思っていてください。
その覚悟がないから文句を言いたくなるのです。
事前にわかって覚悟していれば屁でもありません。
半年も?!と思うでしょうが、長い人生八十年のうちのたった6ヶ月です。
その後、夜泣きやイヤイヤ期など越えるべきハードルが出てくるでしょうが、子供が親と一緒に遊んでくれるのも10歳くらいまでです。
どうぞ人生は長いと考え、余裕を持って妻を見守ってください。
いち母としてのお願いです。

だって、1年くらい経ったらこうして自分でご飯食べようとするんですから!
(※もちろん中身はこぼします)




 



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