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プロフィール
HN:
Dropout Devil(でびお)
自己紹介:
いかつい顔面を持つ31歳悪魔系会社員。
間違っても「小悪魔系」などではございません。

脱サラしてバーテンダーになるのが夢。
Bar開業までの日々をつづっていましたが、我慢できずBAR ARK ROYALの店長として1日営業をしたりしてます。
2012年7月に第一子を出産。子育て後に復帰します。
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ずいぶん時間が経ってしまいましたが、第1回一日営業の模様をまとめておこうと思います。

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前日の14日(金)は会社を休み、昼は友人宅でメニューやら名刺やらを友人宅で印刷(我が家にはプリンタがないので甘えた)。
夜はローストビーフ作り。焼いたローストビーフは一晩寝かせることで味がなじみ、さらにおいしくなるので前日に仕込みました。

当日は朝10時起きでスコーンとパイ作り。あまり早起きしなかったのは営業が夜通しだから。
スコーンはプレーン・くるみ・ベーコンチーズの3種類を用意しました。
パイは「悪魔のチキンパイ」。
悪魔を名乗る私が作ったから・・・というシャレではなくて、イギリスで少し古くなった肉を美味しく食べるためのソースを「悪魔のソース」というらしく、ほんとにこういう名前のパイがあるのです。
はじめは名前に引かれただけだったのですが、実際作ってみるとこれがおいしくて、お店に置く数少ない食事のラインナップに加わりました。

無事に焼きあがり、旦那と一緒に出発。
電車の中ではまな板の上の鯉の心境。
ついにこの日が・・・!というドキドキワクワクと、ほんとにちゃんとできるんだろうか・・・のバクバクが合わさってえも言われぬ心持ちでした。
18時半開店なのに到着が18時ちょっと前というバタバタっぷりでしたが、Room635のオーナーが店の掃除や用意は全部やってくれていて、これに本当に助かりました。

そして、18時半に開店。
よしっ、と思う間もなくすぐお客様が来て下さいました。
見知らぬ方、しかも2人も。しかもしかも、一人で来てくれた人×2組です。
友人への口コミとTwitterでしかお知らせをしていなかったのに、一体この人たちは誰だろう・・・!!と心の中では思っていたのですが、聞く余裕などもちろんなく、オーダーうかがって素早く出す!を実践。
が、ジントニック頼まれたのにジンバック出しちゃったりしました。
笑って許してくれましたが、彼女が飲んでいるのを見ていて辛口がお好みだとわかりましたので、次回は失敗しないようにするんだ、と固く誓ったりしておりました。

今思えば、はじめに来てくれた2人のお客様が初対面の方だったのが私にとってはものすごくいいことだったように思います。
緊張感もあったし、おかげでとても営業らしかった。なにより嬉しかった。一生忘れないと思います。

続々とお客様(※友人含む)が来てくれて、6席は簡単に埋まりました。
オーナーが出してくれた予備の椅子を出して、20時半ごろには超満員。MAX12人くらいいたんじゃないだろうか。乗車率200%の満員電車か、という。
お酒飲めないお菓子先生まで一人で来てくれて小躍り。友人夫妻×2組のこともおもてなし。
Twitterのフォロワーさんとリアル友人が全てですが、これでもてんてこまい。
あまりの盛況に洗いものが追いつかず、見かねた旦那が洗ってくれてました。

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こちら、悪魔のチキンパイです。
このように大皿に盛りまして、そこから取り分けて皆さんにお出ししました。
このアイディアもオーナーから。さすが見せ方など含めて慣れてらっしゃる。営業中もちょくちょく様子を見に来てくれたりして、おかげでほんとに心強かったですよ。

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スコーンを上から見たところ。
形が不ぞろいですが、手前のふたつは余った生地を丸めたらでかくなったのでむしろサービス(笑)。
一緒にブルーベリージャムとクロテッドクリームを添えていただきます。
スコーンにはクロテッドクリームがないとはじまらない、というくらい大事なアイテムです。
なのに私、なんとクロテッドクリームを家に忘れてきたんです!ぎゃーー!!
あわてる私を尻目に、「クロテッドクリームを入手しよう隊」が結成されました。

まず友人夫妻が近くのスーパーに走ってくれる
⇒そこにないという連絡が入る
⇒お菓子先生が一番近いデパートに電話をしてくれて、在庫を確認&確保
⇒旦那が取りに行く、という一連の流れ。
当然こんなドタバタを隠せるような規模ではありませんので、お客様につつぬけ。
ひとりのお客様の「これはクロテッドクリームが届いた瞬間がこの夜のピークになりますね」という名言が忘れられません。
実際に旦那がクロテッドクリームを持って戻って来た時は拍手喝采が起きました。
(※彼はヒーローになれて嬉しそうでした)

そんなこんなでバタバタしながらあっという間に時はすぎ、ちょっと落ち着いた時には21時まわってました。

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ようやく落ち着いたので伝票を書く私。

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飲みながら手伝わされてる旦那。(With フードメニュー表)

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フードメニュー拡大。
右下の衛兵さんはロンドンで買ってきたマグネットです。今年のロンドン五輪のマスコットらしいよ。かわいい。
この通り食べ物は4種類だけですが、1日営業にはちょうどいい量だったと思います。
たくさん用意しすぎて余ったので、次回はもう少し少なくて大丈夫だということもわかりました。なにごとも経験ですね。

22時をまわり、お客様が6人くらいになってようやくTwitterでつぶやくことができるようになりました。
その中にはRoom635のことを教えてくれたTwitter仲間の姿も。
ちょうど落ち着いた時間だったので、彼のおかげだなぁと感慨深く接客をさせていただいたのです。

終電が終わる前にほとんどのお客様はお帰りになりましたが、2人が残ってくれました。
1人は地元の方(Twitter見て来てくれた人)。1人は一緒にイギリス行ったかわいい後輩。
2人がいてくれたおかげで退屈することもなく、いろーんな話をしながら営業をすることができました。
最後に1杯飲んで、差し入れにもらったお菓子とか一緒に食べて。
余ったパイとスコーンをお土産に包ませていただきました。

そして4時。営業終了。
お客様を見送り、1日の売り上げを計算し、オーナーに所定の金額をお納めしました。
「とても営業らしくてよかった」「もしかしたら今までで一番かも」というオーナーの弁に嬉しくて小躍り。
ちなみにオーナー、片付けしてる私の横でなぜか後輩の恋愛相談に乗ってました(オカマ言葉で)。

片付けが済んだ5時頃、オーナーにお礼を言って後輩とともに帰路へ。
嬉しい気持ちで大興奮だったので、徹夜明けにも関わらず電車で寝ることもなく、Twitterでお礼をつぶやいて帰宅。そのまま眠りにつき、私の長い一日は終わったのでした。

一日営業をして一番よかったのは、「私はやっぱりこの仕事がやりたい」ということが再認識できたこと。
この形式なら会社員のままで続けることもできそうだということもわかりました。
というわけで、次回は来月、2月にやります。
またのお越しをお待ちしております。どうぞよろしくお願いします!


 
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無題
ブログ記事読みながら、あの幸せな時間を思い出しました。自分が成し遂げたことじゃないのに、なぜか感動してしまった(笑)
一人で飲みになんて行ったことないし、わたし自身お客としてドキドキしながら向かったのです。
でもそんなドキドキもすっとんで、とってもとっても居心地の良い空間でした。
先日、悪魔さんからまたいいこと聞いて、じゃあっと言って別れたあと、一人でニヤニヤしてしまいました♪ふふふ☆教えてくれてありがとう。
お菓子の先生 2012/01/30(Mon)22:11:24 編集
無題
先生ありがとうー!
飲めない人がバーに行くのってほんとに緊張するだろうから、来てくれてほんと嬉しかったよう。
いいことはもう少ししたらここにも書くね!うひひ。
悪魔 2012/02/01(Wed)01:09:22 編集