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プロフィール
HN:
Dropout Devil(でびお)
自己紹介:
いかつい顔面を持つ31歳悪魔系会社員。
間違っても「小悪魔系」などではございません。
脱サラしてバーテンダーになるのが夢。
Bar開業までの日々をつづっていましたが、我慢できずBAR ARK ROYALの店長として1日営業をしたりしてます。
2012年7月に第一子を出産。子育て後に復帰します。
間違っても「小悪魔系」などではございません。
脱サラしてバーテンダーになるのが夢。
Bar開業までの日々をつづっていましたが、我慢できずBAR ARK ROYALの店長として1日営業をしたりしてます。
2012年7月に第一子を出産。子育て後に復帰します。
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皆さんご存じのとおり、イギリスという国は正式名称を「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」と言いまして、イングランド・スコットランド・アイルランド・ウェールズの4つの国(というか地域)の連合国家です。
アメリカの州にも似ていて、それぞれが独立した自治権をもっているのが特徴。
それぞれに首都もあります。
イギリスに行くと決めたとき私が一番にやりたいと思っていたのは「スコットランドにスコッチを飲みに行く」ということでした。
イギリスで有名なお酒といえばスコッチウィスキーとジンがあげられます。
ジンはロンドン・ジンという種別が存在するほど産業として確立しています。イングランドの名産品。プリマスとかが有名(海軍御用達のジンなのだ)。
そして、スコッチウィスキーはスコットランド。
重くて強くて甘めの蒸留酒が好きな私はラムの次にスコッチを愛しているのです。これは行かねばなりますまい!!
そんなわけで、スコットランドの首都、エジンバラへ向かいました。
飛行機の掲示板。欧州の格安航空会社、easyjetでまいります。
抜けるような青空の中。
1時間半ほど乗って着いたはエジンバラ空港から、バスで市内へ向かいました。
まず行きたかったのはスコッチウィスキー博物館。
ここに来ればスコッチについてとても詳しくなることが可能。
スコッチの作り方、ヴィンテージボトルの展示、試飲、お土産にスコッチを買うこともできる。素晴らしいスポットであります。
でもね、ほんとは蒸留所めぐりとかしたかったの。でも車がないと無理だし、時間がかかりすぎるし、そうすると観光(城と宮殿が見たかった)ができないし、ということであきらめたのでした。
今回は博物館とパブ飲みくらいで許してやらぁ!次は覚悟しとけよー!!みたいな。
チケットブースの前、入口の床。"Scotch Whisky Experience"の文字が映しだされてる。
樽の形の乗り物に乗ってスコッチができるまでの解説を見れるのです。
これがまるで遊園地のアトラクションみたい。イメージ的にはディズニーランドのハニーハントに似ている。映像は出るし香りもするし。スコッチ興味ない観光客でも楽しいと思います。スコッチ好きな人は言わずもがな。
そして日本語ガイドがあるので安心です。入口で「何語で聞く?」と聞かれます。当然日本語を選ぶ我々。
樽の乗り物から降りたら展示に進みます。
展示物の解説は英語表記だけど、音声ガイドがあるので大丈夫。これは熟成についての展示。
スコッチはバーボンウィスキーの樽(バーボンカスク)やシェリー酒の樽(シェリー・カスク)で熟成をします。
バーボンやシェリーの香りをスコッチに移すのと、樽の木の香りがそのままついてしまうのを抑えるという2つの目的があります。
樽が小さい方がウィスキーが樽に触れる面積が強く、香りがつきやすい。
だからといって樽が小さすぎては香りがつきすぎてよくない。何事もバランスというわけで、このあたりが職人の腕の見せ所です。
ちなみに、樽の大きさの上限はスコットランドの法律で決まってます。洋酒は法律で製造ルールを決めることでブランドや品質を維持している例が多々あるのですけど、これもその一種です。
Sherry Casks(シェリー酒の樽)の説明プレート。
実は店の名前の候補のひとつが”Bar Sherry Cask” でした。店を樽に見立てて。シェリーは好きだし、スコッチにかかわるものだし、という。
知らない人が聞いたらシェリー酒のバーだと思われそうだよな、という理由で止めましたが。
展示を見終わったら試飲のコーナーへ。手前の4色のカードはスコットランドの各地域のウィスキーの香りの違いを試せるもの。各色の部分をめくるとそれぞれのウィスキーの特徴的な香りがして、自分の好みのものを試飲させてもらえるというシステム。
4つの地域は下記のように分かれてました。
ハイランド: スコットランドの北の方。ハチミツみたいな花の香り。
スペイサイド: ハイランド中でも特に醸造が盛んな地域。バナナみたいな重めの甘い香り。
アイラ: スコットランドの端っこの島。スモーキーな香りが特徴。
ローランド: スコットランドの南の方。香りは強くなく、穏やかな風味。
私はハイランド、友人はスペイサイドのスコッチを選んで試飲試飲。うまうま。
試飲しながらガイドのお姉さんが連れてってくれた場所は、スコッチウィスキーのコレクションの部屋。ずらりと!
この面だけじゃなくて、四方八方ウィスキーの棚でね、ここはほんとすごかった。息を飲んだよ。
外に出るとバーもあって、1種類の試飲じゃ足りない人はここでどうぞ、と言われる。
ちなみにこのバーの向かいにもコレクションがずらっと並んでます。博物館の名にたがわぬ充実ぶり。バカラが作ったボトルに入ってるヴィンテージスコッチや、偉い人が偉い人に贈ったスコッチ(詳細を忘れた)が飾ってありました。
で、最後はお土産屋さん。というかウィスキーショップ。ウィスキーの種類は豊富で、ウィスキー以外にもウィスキーボンボンやらケーキやら置いてありました。グッズとかは少なめ。
日本はスコッチを愛している国なので、国内で買おうと思えば買えるものも多くあるのだけど(最近は通販などもあるしね)、品ぞろえが豊富なので選べるし、店の人に聞きながら買えるのがここのいいところ。
日本にはなかなか入って来ないスタンダードライン以外のスコッチも置いてある。そして安い。
何が置いてあるか書いてあるボードもあって親切。
しかし、全部が試飲できるわけじゃないのでどれを買えばいいか迷う迷う。
とりあえずパブで試し飲みしてみるべきだ!と街に出ました。
入ったのはここ。BOBBY'S BAR。
ボビーというのは犬の名前。ここのおまわりさんが飼ってた犬で、飼い主が死んだ後もそのお墓の横に座っていたと言う逸話があるスコットランド版忠犬ハチ公。
渋谷のハチみたいに、この店の前に銅像が置いてあるのだよ。
店の内装。おしゃれ!
この赤いソファに座ったのだけど、隣にいた中年男女のカップルがものすげえいちゃこいてたのでニヤニヤしてしまった。スコットランド人も情熱的なのだろうか。
いちゃこくカップルを尻目にスコッチでカンパーイ。
どれがいいとかわからないのでボトル見てバーテンダーに聞きながら注文。これはバーテンダーおすすめのアイラモルトで、”LAGABULIN”(ラガブーリン)という蒸留所のもの。
ものすごくスモーキーな香りと、甘い味わい。ガツンとくる強さ。ものすごい個性が強くて、好き嫌いが分かれるタイプのスコッチだと思います。
スモーキーはそんなに好きじゃないのだけど、私はすごく好きだった。
というわけで、翌日博物館のお土産ショップによってこれを買ってきました。
他にも2種類。
スペイサイドの女王と呼ばれる"CARDHU"(カードゥ)のモルト。
軽くて甘い飲み口で女性にも受けがいいこと、蒸留所の代々のおかみさんが切り盛りして蒸留所を大きくしたことからこんな風に呼ばれています。
最後はスコットランド最少の蒸留所”EDRADOUR”(エドラデュワー)のスコッチウィスキー。
ハイランドの華やかな甘みが特徴。
アイラ、スペイサイド、ハイランドの3地域のウィスキーをそれぞれ1本ずつ、いずれも味は私の好みの甘めで選びました。
私の渾身のセレクト。スコットランドの地でものすごく悩んだ。楽しかった。
そんなわけで、3本とも店で出します。
スコッチ好きな人はぜひどうぞ。
普段飲まない人もちょっと試してみてはいかがでしょうか。
スコッチはね、チョコレートと合うんだよ。うふふ。
続きます。
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アメリカの州にも似ていて、それぞれが独立した自治権をもっているのが特徴。
それぞれに首都もあります。
イギリスに行くと決めたとき私が一番にやりたいと思っていたのは「スコットランドにスコッチを飲みに行く」ということでした。
イギリスで有名なお酒といえばスコッチウィスキーとジンがあげられます。
ジンはロンドン・ジンという種別が存在するほど産業として確立しています。イングランドの名産品。プリマスとかが有名(海軍御用達のジンなのだ)。
そして、スコッチウィスキーはスコットランド。
重くて強くて甘めの蒸留酒が好きな私はラムの次にスコッチを愛しているのです。これは行かねばなりますまい!!
そんなわけで、スコットランドの首都、エジンバラへ向かいました。
飛行機の掲示板。欧州の格安航空会社、easyjetでまいります。
抜けるような青空の中。
1時間半ほど乗って着いたはエジンバラ空港から、バスで市内へ向かいました。
まず行きたかったのはスコッチウィスキー博物館。
ここに来ればスコッチについてとても詳しくなることが可能。
スコッチの作り方、ヴィンテージボトルの展示、試飲、お土産にスコッチを買うこともできる。素晴らしいスポットであります。
でもね、ほんとは蒸留所めぐりとかしたかったの。でも車がないと無理だし、時間がかかりすぎるし、そうすると観光(城と宮殿が見たかった)ができないし、ということであきらめたのでした。
今回は博物館とパブ飲みくらいで許してやらぁ!次は覚悟しとけよー!!みたいな。
チケットブースの前、入口の床。"Scotch Whisky Experience"の文字が映しだされてる。
樽の形の乗り物に乗ってスコッチができるまでの解説を見れるのです。
これがまるで遊園地のアトラクションみたい。イメージ的にはディズニーランドのハニーハントに似ている。映像は出るし香りもするし。スコッチ興味ない観光客でも楽しいと思います。スコッチ好きな人は言わずもがな。
そして日本語ガイドがあるので安心です。入口で「何語で聞く?」と聞かれます。当然日本語を選ぶ我々。
樽の乗り物から降りたら展示に進みます。
展示物の解説は英語表記だけど、音声ガイドがあるので大丈夫。これは熟成についての展示。
スコッチはバーボンウィスキーの樽(バーボンカスク)やシェリー酒の樽(シェリー・カスク)で熟成をします。
バーボンやシェリーの香りをスコッチに移すのと、樽の木の香りがそのままついてしまうのを抑えるという2つの目的があります。
樽が小さい方がウィスキーが樽に触れる面積が強く、香りがつきやすい。
だからといって樽が小さすぎては香りがつきすぎてよくない。何事もバランスというわけで、このあたりが職人の腕の見せ所です。
ちなみに、樽の大きさの上限はスコットランドの法律で決まってます。洋酒は法律で製造ルールを決めることでブランドや品質を維持している例が多々あるのですけど、これもその一種です。
Sherry Casks(シェリー酒の樽)の説明プレート。
実は店の名前の候補のひとつが”Bar Sherry Cask” でした。店を樽に見立てて。シェリーは好きだし、スコッチにかかわるものだし、という。
知らない人が聞いたらシェリー酒のバーだと思われそうだよな、という理由で止めましたが。
展示を見終わったら試飲のコーナーへ。手前の4色のカードはスコットランドの各地域のウィスキーの香りの違いを試せるもの。各色の部分をめくるとそれぞれのウィスキーの特徴的な香りがして、自分の好みのものを試飲させてもらえるというシステム。
4つの地域は下記のように分かれてました。
ハイランド: スコットランドの北の方。ハチミツみたいな花の香り。
スペイサイド: ハイランド中でも特に醸造が盛んな地域。バナナみたいな重めの甘い香り。
アイラ: スコットランドの端っこの島。スモーキーな香りが特徴。
ローランド: スコットランドの南の方。香りは強くなく、穏やかな風味。
私はハイランド、友人はスペイサイドのスコッチを選んで試飲試飲。うまうま。
試飲しながらガイドのお姉さんが連れてってくれた場所は、スコッチウィスキーのコレクションの部屋。ずらりと!
この面だけじゃなくて、四方八方ウィスキーの棚でね、ここはほんとすごかった。息を飲んだよ。
外に出るとバーもあって、1種類の試飲じゃ足りない人はここでどうぞ、と言われる。
ちなみにこのバーの向かいにもコレクションがずらっと並んでます。博物館の名にたがわぬ充実ぶり。バカラが作ったボトルに入ってるヴィンテージスコッチや、偉い人が偉い人に贈ったスコッチ(詳細を忘れた)が飾ってありました。
で、最後はお土産屋さん。というかウィスキーショップ。ウィスキーの種類は豊富で、ウィスキー以外にもウィスキーボンボンやらケーキやら置いてありました。グッズとかは少なめ。
日本はスコッチを愛している国なので、国内で買おうと思えば買えるものも多くあるのだけど(最近は通販などもあるしね)、品ぞろえが豊富なので選べるし、店の人に聞きながら買えるのがここのいいところ。
日本にはなかなか入って来ないスタンダードライン以外のスコッチも置いてある。そして安い。
何が置いてあるか書いてあるボードもあって親切。
しかし、全部が試飲できるわけじゃないのでどれを買えばいいか迷う迷う。
とりあえずパブで試し飲みしてみるべきだ!と街に出ました。
入ったのはここ。BOBBY'S BAR。
ボビーというのは犬の名前。ここのおまわりさんが飼ってた犬で、飼い主が死んだ後もそのお墓の横に座っていたと言う逸話があるスコットランド版忠犬ハチ公。
渋谷のハチみたいに、この店の前に銅像が置いてあるのだよ。
店の内装。おしゃれ!
この赤いソファに座ったのだけど、隣にいた中年男女のカップルがものすげえいちゃこいてたのでニヤニヤしてしまった。スコットランド人も情熱的なのだろうか。
いちゃこくカップルを尻目にスコッチでカンパーイ。
どれがいいとかわからないのでボトル見てバーテンダーに聞きながら注文。これはバーテンダーおすすめのアイラモルトで、”LAGABULIN”(ラガブーリン)という蒸留所のもの。
ものすごくスモーキーな香りと、甘い味わい。ガツンとくる強さ。ものすごい個性が強くて、好き嫌いが分かれるタイプのスコッチだと思います。
スモーキーはそんなに好きじゃないのだけど、私はすごく好きだった。
というわけで、翌日博物館のお土産ショップによってこれを買ってきました。
他にも2種類。
スペイサイドの女王と呼ばれる"CARDHU"(カードゥ)のモルト。
軽くて甘い飲み口で女性にも受けがいいこと、蒸留所の代々のおかみさんが切り盛りして蒸留所を大きくしたことからこんな風に呼ばれています。
最後はスコットランド最少の蒸留所”EDRADOUR”(エドラデュワー)のスコッチウィスキー。
ハイランドの華やかな甘みが特徴。
アイラ、スペイサイド、ハイランドの3地域のウィスキーをそれぞれ1本ずつ、いずれも味は私の好みの甘めで選びました。
私の渾身のセレクト。スコットランドの地でものすごく悩んだ。楽しかった。
そんなわけで、3本とも店で出します。
スコッチ好きな人はぜひどうぞ。
普段飲まない人もちょっと試してみてはいかがでしょうか。
スコッチはね、チョコレートと合うんだよ。うふふ。
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