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プロフィール
HN:
Dropout Devil(でびお)
自己紹介:
いかつい顔面を持つ31歳悪魔系会社員。
間違っても「小悪魔系」などではございません。

脱サラしてバーテンダーになるのが夢。
Bar開業までの日々をつづっていましたが、我慢できずBAR ARK ROYALの店長として1日営業をしたりしてます。
2012年7月に第一子を出産。子育て後に復帰します。
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 佐々木俊尚氏の「キュレーションの時代」を読み終えた。
twitterはじめる前からROMっていて、アカウント取って真っ先にフォローした人の一人である佐々木氏。
震災後twitterに飛びかう情報の中、氏の発信する情報の安定感に心奪われ、その発言にしばし出てくる「キュレーション」という言葉に興味を持ったのが手に取った理由。
 
【悪魔的要約】
・キュレーションとは、無数の情報の海からテーマにそって情報を拾い上げ、価値を付与して発信すること
・キュレーターは情報を集め、その情報たちに新たな意味を付与して発信する人のこと
 
・ネットが発達することでたくさんの情報を得ることができるようになった
・マニアックな文化の情報も容易に届くようになり、人々の好みやニーズは細分化された
・結果、みんなが同じものを好み、同じものを消費する時代ではなくなった(マスメディア、記号消費の時代の終焉)
・ネットの情報量が増えて煩雑になるにつれ、有用な情報をいかに拾い集めるかが問題となる
・情報を取捨し、まとめ、わかりやすく発信するキュレーターの存在が重要
・しかも様々なキュレーターの視座でものをみることで、興味なかった世界の情報を得、視野を広げることも可能
 
【感想】
マスメディア・記号消費主体の時代がいかにして衰退したか。
ソーシャルメディアプラットフォームの進化とともにはじまった「キュレーションの時代」とはどのようなものか。
それを非常に分かりやすく解説している良書でした。
 
前にも書いたが、ネットから情報を拾うのはものすごく時間のかかる作業。いくら時間があっても足りない。
その問題を解決するのは何か。
信頼に足るキュレーターを見つけ、その人の発信する情報を読むこと。
その仕組みが発達した時代を佐々木氏は「キュレーションの時代」と読んでいた。

キュレーションは誰にでもできる。
得意な分野であれば私でもキュレーターになれるということだ。
そしてそれはお店を経営する際に武器になる。
お酒が好きで、バーで飲むのが好きで、おいしいものを食べるのが好きな人たちが欲しがる情報をいかに発信していくか、ということだ。
 
そして、自分の顧客となりうるお酒やバーが好きな人々をいかに集めるか。
この課題については、ジスモンチのライブを成功させた田村さんの話がとても参考になった。潜在顧客がどこにいるか注意深く観察し、あたりをつけてピンポイントに情報を公開する。
小さいニーズだからこそ、ピンポイントに、確実に。
小さい店をはじめようとする私にはお手本のような事例。
 
そして、佐々木氏がキュレーションを説明するために例として出された芸術家たちの物語。
そのどれもが非常に興味深く、「見てみたい!」「聞いてみたい!」と感じた。
佐々木氏の情報収集・発信力の高さに感嘆するとともに、「自分に合っている」という感覚が得られて嬉しく思う。
今後も佐々木氏を信頼できるキュレーターの一人として支持していきたいと感じた。

反面、良いキュレーターを見つけることがすごく重要だと思った。
そうでないと嗜好が異なる情報を多く得ることになり、自分の意見や価値観と合わなくて疲弊する。
反対意見を参考にするという考え方もあると思いますが、その比率は小さくていいわけで。
キュレーターを見つける能力、というのも重要になってくるのでありましょう。


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