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間違っても「小悪魔系」などではございません。
脱サラしてバーテンダーになるのが夢。
Bar開業までの日々をつづっていましたが、我慢できずBAR ARK ROYALの店長として1日営業をしたりしてます。
2012年7月に第一子を出産。子育て後に復帰します。
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楽しみにしていた醸造所(ボデガ)ツアー。
ゴンザレスビアス社は大手なので、ツアー専用の電車に乗って敷地内をまわる。なんかもうちょっとしたテーマパークだ。
好きな言語を指定できるガイドさんつきなのだが、まぁ当然日本語なんぞない。英語、スペイン語、フランス語から選べとおっしゃる。
スペイン語もフランス語も「話せません!!」しかしゃべれない私は、比較的マシとも言える英語を選択いたしました。英語の勉強をしていなかったことは異国の地で悔やむものですが、えてして後悔は先にたたない。
入ってみると、ボデガの中は樽、樽、樽!!いったいいくつあるんだろうという状態。しっとりひんやりしていて、ほんのりアルコールの香り。お酒の弱い同行者が「これだけで酔っ払える」と言うくらい。
シェリー酒の樽が積んであるのには理由がある。
一番下の樽が一番古い「出荷待ち」のシェリーを蓄えており、上にあがるにつれ新しいシェリーが入っている。一番下の樽から出荷分を汲み取り、その減った分を上に積んである新しいシェリーの樽から補充する…というのを繰り返しして一定の品質を保っているのだ。
つまり、うなぎ屋の伝統のタレ方式。これを「ソレラシステム」と言います。
こちら、スペインの王族の皆様の樽。スペインの王族はひとり1樽シェリーを持っているらしい。すげー。
そして、スペイン王族だけでなく世界中のセレブが樽をキープしている。それぞれの樽には本人直筆のサイン入り。スティーブンスピルバーグやらピカソやら。ピカソって!子孫が飲んでるのか?
説明してくれたガイドさんはとてもおもしろい女性で、笑いを取りつつ身振り手振りで説明をしてくれてとてもわかりやすかった。ロンドンの議事堂のときとは大違い。予備知識があったせいもあるとは思うが。
彼女が私と友人に「どこから来たの?」「日本?ナリートね!」と言ってくれたのだけど、「ナリート」の意味がわからなかった私たちは「成田?」「鳴門?」とクエスチョンマーク。一時はあきらめた彼女だったが、このセレブ樽コーナーに来たときに私たちを手招きしてある樽の前に呼んだ。
これを見てようやく「ナリート」の意味を理解。「徳仁親王」だ!!
「Japanese Prince's name!」と言う彼女に、「プリンス?皇太子様?皇太子様って徳仁って名前なんだっけ??」と内心思いつつ、「Yes, He is Our Prince! I see!!」と返答。
彼女のツアー客を楽しませようという心意気に感銘しつつ。サービス業ってのはこうでなくちゃいけないよね。
樽の写真ばっかりでしたが、試飲の後に通った道はこんなに美しかった。
アンダルシア最高だ。
ヘレスの街は、スペイン、アンダルシア!!って感じの南国ツリーに青い空。
空気は乾いていて暖かく(というか暑い)、街行く人々の背はそんなに高くない。ゲルマン民族の街ロンドンから来たので、その違いを如実に感じました。
ちょうどシェリー酒祭りをやっていて、街の中にもこんなディスプレイが。
樽に出展している醸造所の名前が書いてありました。日本の祭りで提灯に名前書くのと同じ原理ですね。
世界で一番有名なシェリー酒の醸造所、「ゴンザレスビアス社」。
ロンドン生まれの「サンデマン社」。
それぞれの違いは過去の記事に書いたので省略しますが、どちらに行くか迷って迷って迷ったあげく、同行する友人(旅は好きだがお酒には興味なし)でも楽しめるように王道から行くことにしました。
というわけで、ゴンザレスビアス社のツアーに参加することに。
続きます。
今回の旅、私はどうしても行きたいところがありました。
それはシェリー酒の村、「ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ」。アンダルシア地方の中だと南西に位置する、はじっこの方の超マイナーな村です。普通の日本人観光客はまず行かない。
電光掲示板を記念に激写。だってJerezですよ?文字見ただけでテンションあがりまくりでしたよ。
ちなみに、ロンドンからヘレスへは超格安航空券で飛びました。久々に離着陸でドキドキした。ロンドンの空港のイケメンお兄さんにもドキドキした。錯誤帰属です。
ヘレスの空港に降り立つと、ちょうど夕暮れ時。
見渡す限りの地平線に浮かび上がる月。その光景は、しばし呆然と見つめるほどに美しかったです。
しかし、本当になにもない。
ほーら、なんにも。
国道まわりには何もないけど、空港にはこんな風にシェリーの樽やでっかいビンのオブジェが飾ってありました。本当にシェリー全面押しなんだなぁと思います。
フラメンコ発祥の地だったり、馬が有名だったりもするみたいですけどね。
ちなみに、サッカーのチームは超弱いらしいです。
こちらがかの有名な「ロゼッタ・ストーン」。
でかい石に文字が彫ってあるだけのものなのですが、ナポレオンが持ち帰ったというエピソードのおかげか閉館まぎわの大英博物館の中でも人だかりができてました。
しかし、ロゼッタ・ストーンっていい名前だと思います。響きが好き。もし私が英国風のビーズアクセサリーとかを売る店をやるのだったら、たぶん店名にしたなと思うほど。
こちらはタワー・ブリッジ。跳ね橋なのです。映画「ハムナプトラ2」に出てきました。あれってイギリスとエジプトを股にかける話なんだよねそういえば。
映画見てたときは気付かなかったけど、夜景は存外きれいでした。そこかしこでカップルがいちゃこいてました。そりゃチューもするわ、無理ないわと思いました。
こちらは反対側から見た昼のタワー・ブリッジ。
ロンドン塔の中から見えたので激写しました。
ロンドン塔は次にもう一度行きたい場所No.1です。エリザベス女王が幽閉されたり、ものすごい拷問が繰り広げられたり、ナチスの副総統が処刑されたりといろんな歴史があって展示もおもしろかったのに、時間がなくて半分しか見れずに退散することになってしまったのですね。
ま、それもひとえに「ロンドンでカレーを食べる」を優先した結果なのですが。
ちなみに、カレーはおいしかったです。インド人ってほんとに偉大だよね。
ロンドンの国会議事堂。
うしろに見えるのがビックベン様の後姿です。でかすぎて入りきれません。噂によると、全景をカメラにおさめるには川の向こう側に渡らないと無理らしい。
国会議事堂は夏の間だけ見学ツアーが催されており、旅行者も見学できます。当然ながら参加!
ガイドさんがグループに一人ついて説明しながら案内してくれるのですが、当然全部英語。ニュアンスと空気で感じ取りましたが、彼女の言うことの半分もわかっていない自信がある。
入ってすぐの大広間。広い!
大広間のステンドグラスは紋章入り。きっと由緒正しいお家柄のセレブの皆様のものなのでしょう。イギリスは日本以上に家柄や階級を重んじる国なのかもしれない。島国ってそうなんだろうか?
中は下院議会と上院議会に分かれていて、下院は緑・上院は赤とそれぞれにシンボルカラーがあるとのことでした。内装がとても美しく、写真に撮れなかったのが本当に残念。
意外に思ったのは、日本の議事堂よりは全然狭いし、議員に与えられているのは椅子のみであること(机なし)。全員座ったら隣の人との距離が超近いよなぁと思った。密談とかするんだろうね。
なんか、日本の議事堂をもう一回ちゃんと見学しに行きたくなった。
観光バスと停留所。絵になります。
こちらはその辺の民家。同行してた友人が言うには、町並みはロサンゼルスに似てるらしいです。私は行ったことがないのでわかりませんが、アメリカといえばイギリスの植民地支配を受けていた国。やはりルーツがあるのかも。
こちらもただの町並み。夕焼けが美しいですね。
車止めのポールが王室マーク。かわええ…!
その辺のビルの時計。かっこいい。ロンドンの時計はかっこいい。
これは地下鉄の駅。柱がこってておしゃれ。駅によるけど、この駅は綺麗だった。でもどの駅だったか忘れた。どこだっけ…?
ロンドンはご飯はおいしくないし観光スポットの入場料は高いし、あまり旅行者に優しくない街だ…と2日間しかいなかったくせにわかったような口をたたいている私ですが、街の造形がいちいちかわいい!というのは否定しようのない事実だと思います。
やっぱ旅行者が行くところしか行かないとそーゆー感想になるのでしょうね。
次はちゃんと地元の人と話そうと思います。地元のイケメンとか。英国男子超素敵なの。顔ちっちゃくて背高くておしゃれで。付き合いたい。言葉の壁さえなければ!!
こちらはウェストミンスター寺院。英国カトリックの総本山です。
見に行ったときちょうどミサがやっていたので中の写真はなし。
ローマカトリックの絢爛豪華!という感じと違い、意外と質素。ヴェネチアの教会に似ていた気がする。
こちらはバッキンガム宮殿!いわずと知れた女王陛下のお住まいです。
青空に映えますね!若干逆光気味だが。
こちらは広場にあるヴィクトリア女王の記念碑。
逆光でわかりませんが、てっぺんの像は金ぴかなのです。お美しい。
バッキンガム宮殿のある広場に入るための門です。ヴィクトリア女王像とおそろいの金ぴか。そして造形が請ってますね!こちらもお美しい。
バッキンガム宮殿には旗が立っているのですが、エリザベス女王がご在宅の際には王室旗が飾られるらしいです。ご不在のときには英国旗が。
写真ではわかりにくいですが、私が行ったときは英国旗が飾られていたので「おお、女王陛下はいらっしゃらないのですね」とか思いました。わかりやすいね。
でも、こんなわかりやすくていいんでしょうかね。これが英国王室が庶民的だといわれる所以か?
中が相当豪華らしいのですが、時間もお金もなくて見ることはできませんでした。だって全部見ると£15(約3,000円)もするんですよ!
イギリスは旅行者のお財布に優しくない国です。ぐすん。
普通に仕事も始まっておりますが、まだまだ全然エンジンかからないわけです。
とりあえず、旅行記書いてお茶を濁したいと思います。
ロンドンは曇りがちだったのですが、ちょうど有名ランドマークにいるときに一瞬のぞいた晴れ間を狙って観光できてよかったです。
ビックベン。凛々しい!!
ウェストミンスター寺院。
こちらは別アングルからのウェストミンスター寺院。
ウェストミンスター寺院は歴代の王が戴冠式を受ける由緒正しき教会。ダイアナ妃のお葬式が記憶に新しい、らしい。
中は写真撮影が禁止だったので残念だったけど、ものすごく綺麗だった。女王エリザベス&メアリーのお墓とかに感動したりしてました。
あと、ずーーーーーーっと昔から戴冠式に使われてる椅子が展示されてた。超ぼろいんだけど、それがまた歴史を感じさせる。でも、こんな大事なもの粗雑に扱ったりするあたりが欧米クオリティだと思った。日本じゃありえないよね?
日本だったら、こんな大事な椅子、今でも使うなんてことしないだろうし。大事に閉まっとくと思うし。
やっぱ、お国柄かなぁ。
スペイン入ってすぐシェリー酒の村ヘレス・デ・ラ・フロンテーラに行く予定ですが、やはりヘレスに行ったらシェリー醸造所「ボデガ」の見学をしなくてははじまりません。
ボデガは何箇所もあってどこを見に行くか超迷ってます。とりあえず3社くらいにしぼってはみましたが。
まず、ゴンザレス・ビアス社。
へレスの中で最も大きく、世界で最も有名なシェリー・メーカー。その歴史は1835年にまで遡り、シェリーを世界的な銘酒へと育んだ立役者的な存在といえるほど。
辛口の「ティオ・ペペ」が有名ですが、他にもオロロソ(甘口)の「アルフォンソ」、ペールクリームの「サン・ドミンゴ」、甘口の年代物「ノエ」など、辛口から甘口までさまざまな種類のシェリーを世に送り出しています。この幅広さが王道メーカーたるゆえんですね。
次はペドロ・ドメック社。
1730年に設立された、ヘレスに現存する最古のシェリー醸造所のひとつです。プレミアム・シェリー(ラ・イーナ、フィノ等)とレア・シェリー(ヴェネラブル、シバリータ等)の2種類のシェリーを販売してます。どちらも辛口気味なのが特徴。ちなみに、シバリータは年産370ケースという限定生産だそうですよ。
これが皆さん辛口なのです。
最後はサンデマン社。
スコットランド人のサンデマンさんが1790年にロンドンで創設した会社で、その後ヘレスに移転してきたのだそう。
ラインナップは4種類で、フィノ(辛口)2種類、アモンティリャード(中甘口)とオロロソ(甘口)1種類ずつ。バランスがいいです。しかもポートワインもつくってるのですよ。
ボトルに黒いマントのシルエットが印刷されているのが印象的。彼手に持ってるのはポートワインのグラスで、マントはポルトガルの学生マントなんだって。スペインでは「黒いカッパ」という意味で「カパ・ネグラ」と言うらしく、怪傑ゾロもサンドマンもまったく関係ないそうです。このマーク、採用されたのは1928年で歴史に比べて意外と新しい。
こちらは古いボトルですが。
王道か、辛口が得意な老舗か、バランスのいいロンドン生まれか。
超迷うので、行く前にいつも行ってるバーのバーテンダーさんに相談したいと思います。