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プロフィール
HN:
Dropout Devil(でびお)
自己紹介:
いかつい顔面を持つ31歳悪魔系会社員。
間違っても「小悪魔系」などではございません。

脱サラしてバーテンダーになるのが夢。
Bar開業までの日々をつづっていましたが、我慢できずBAR ARK ROYALの店長として1日営業をしたりしてます。
2012年7月に第一子を出産。子育て後に復帰します。
現在の東京
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Dropout devil's open business Diary
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数年前。旅行した沖縄で友人ができた。
ちっちゃくて元気で、素直でかわいい彼女は、私を「姉さん」と呼んで慕ってくれた。
泊まった民宿で数日を一緒に過ごし、海で遊び、飲み、バーベキューをしたりソーキそばを食べたり。
ある夏の旅のいい思い出として心に残っている。

その彼女から数年前メールが来た。
ロンドンに留学するって。
写真の勉強をしに行くって。
結婚できなくなるかもなんて言う彼女を「今のうちにやりたいことは全部やっとけ!」と送り出した。
自分が結婚したばかりだったので、むしろ背中を押したかったのだよね。

地震の直後。
そんな彼女が、ロンドンで日本の地震に寄付を求めるチャリティーに参加したと教えてくれた。
たくさんの写真を撮ってくれたことをfacebookを見て知った。
その行動力に心を打たれ、写真を多くの人に届けて勇気を与えられたら・・・と思い、動画にしてみた。



できあがってアップしたら、また違う友人が私に声をかける。
「たくさんの人に見てもらいたいから、英訳しようか?」と。
英語の得意な彼女のおかげで、英語版を作ることもできた。
そしてそれは、ロンドンにいる彼女が参加するチャリティーイベントで上映されることになった。



これは、私ひとりの体験。
きっとこんな話がこの数週間の日本にあふれている。
自分が得意なこと、できることを考えて行動に移した人たちが、この世界にはあふれている。
やっぱり、世界はつながってるよ。
世界中の人々に感謝を。日本のためにありがとう、と伝えたい。

そして日本人であることを誇りに、この苦境を乗り越えるんだ。


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震災から5日。
我が社の震災&停電対応チームは隣でバタバタしていて、毎日えらい人に呼ばれたり泊まったりしてます。なんせ未曾有の大災害ですから訓練はしてても初めてのことばかり。大変に決まってる。
それでもみんな文句も言わずに働いてて、マジで24時間戦えますか状態。素敵。
しかし、私は昨日あたりから普通の仕事を超普通にこなしております。
もう、超普通。ランチも普通に外に食べに行く。なんならいつもよりいいもの食べに行く。私にできるのなんておいしいもの食べて経済をまわそう大作戦くらいです。
 
そんなわけでもりもり働き、泊まりチームを労って今日も定時に帰路へ。
もうすぐ最寄り駅に着くなー、何食べようかなーと思っていたら、旦那からメールが。
「駅に着いた。今停電中。改札で待ってる」
 
・・・そうか、今日、計画停電の対象時間、夜なんだった!
 
なんかすっかり忘れてました。なんとかなるだろと思いすぎだろ私。
とにかく駅に着いて改札を出ると、街は真っ暗。停電のことを英語でblackoutと言いますが、まさにその通り!って感じ。
いつも見えてるネオンや信号は消え、見えるのは車のライトといくつかのマンションの非常灯だけ。
ようやく鉄道に電力の優先供給がされた実感が沸きました。電車は普通に動いていたし、駅だけは煌々と明かりがついていた。街の灯がほとんど消えてても駅が道しるべとなるなら安心だもんね。調整してくれた人に感謝です。駅から遠い人はちょっと大変だけど、そこはバスが頑張ってくれてるみたいでした。
 
空を見ると星がすごいよく見える。
「月が…綺麗だね…」「オリオン座!オリオン座!!」とはしゃぐ私。
旦那に「楽しそうだね…」とあきれられながら自宅へ。
開け放されたオートロックの扉を通り(管理人さんが開けてくれたのだろう)、階段でマンションの部屋まで(とはいえ2階なのでいつも階段)。
部屋に入って反射神経でスイッチを入れるも、当然電気は点かない。用意しておいた懐中電灯を部屋の中央に据え、まずは家を点検。
「ほんとに水が出ない!」「風呂沸かしシステム動かない!」とテンションの高い私に、
「お前電気代払い忘れただろ!おかげでこんな暗いぞ!!」とキレる旦那。
まさかの計画停電ギャグ。ちょっと笑っちゃったよ。
 
夜ごはんどうするかー、水出ないとカップ麺も作れないねー、とポテトチップスとか食べ始める我々。
一袋開けてしまったところで「もしかしてガスコンロはつくんじゃね?」ということに気付く。
遅!
しかも買いだめ魔の旦那が日常的に買いだめたミネラルウォーターが10ケースほどあるので、水道水は出ずともなんとかなるんでした。
日頃買いだめは場所を取ると嫌がっていた私ですが、スーパーから物がなくなるにつれてありがたみを感じるようにはなり、しかしそれに対して得意げな旦那になんとなく悔しい気持ちでおります。
いや、ありがたいんですけどね!何そのドヤ顔!!
 
そんなわけで、今日のご飯はウィンナーとアスパラ、からすみのパスタ。卵ワカメスープ。
パスタ茹でるのにミネラルウォーター使うとかどんなセレブだよと思いましたが、ここは涙を飲んで。

mini_IMG_0135.jpg
暗いねー。

mini_IMG_0136.jpg
わからんのでフラッシュたいて撮影。

ちなみに、懐中電灯はひとり暮らししてたときに突然思い立って用意した災害用のもの。災害グッズはすごいですよ、小さくて力持ち。マジで役に立ちます。
私の信条は「出たとこ勝負」なので「備えあれば憂いなし」という言葉はあまり好きじゃないのですが、備えには意味があるなと思うのでした。
おかげで我が家は食べ物以外はほぼ買い出しに行かなくて済んだので、その分冷静でいられたように思います。
 
予定では18:20~22:00だった停電時間も20:45くらいには終わってしまい、なんとなく拍子抜け。
「あれ、もう終わっちゃったの?」とか思ったくらい。
しかし旦那は「お、終わった!やった、DVD見る!」と潜り込んでた布団から飛び起きて、内村さまぁ~ずのDVDつけたのにその30分後にはテレビの前で爆睡してました。
計画停電解除後30分で寝るとか・・・停電のままでも何の問題もなかったんじゃないすかね、旦那様。
 
【計画停電のまとめ】
・水は出ない
・電気スイッチ式の風呂沸かしシステムは使えない
・ガスコンロは点く
・調理時、見えないので火が通ってるかわかりづらい。味見推奨
・予定通りの停電時間とは限らない(今回は1時間15分前に終了)
 
あとは、終了した時間がすぐわかるように1か所照明のスイッチを入れておくといいかなーと思います。
それが突然着いたら停電が終わった合図だ!
一斉に全ての電化製品が稼働すると負荷がかかるので、あくまでも1か所。
あと、他の電化製品のコンセントは抜いて下さいね。
 
以上、初の計画停電の体験談でした。
なんとなくわかると思いますが、正直わたくし計画停電楽しんでましたごめんなさい。てへ☆


悪魔です。無事です。

東京なので命に別状はない感じでしたが、うちのオフィスは高層ビルなのでものすごく揺れまして、エレベーターも止まりまして、大変でした。
社員全員の安否が確認できた瞬間は心底ホッとしました。
その中に東北出身の子がいて、一生懸命実家に連絡を取っていて、みんなでほんとに心配してたんだけど、無事にご家族全員と連絡が取れて。
ほんとにね、よかった。悲劇は少ない方がいいもの。

しかし、本棚の扉は全部開き、中の書類が全て飛び出して燦々たる状態。
背の高い棚や書庫は先月耐震工事をしたばかりだったので倒れずに済み、けが人もなし。書庫が倒れたフロアもあったようなのでほんとによかった。
タイミングよかっただけですが、「耐震年度内でやっちゃいますか!」と決断した自分をほめてあげたかったです(自画自賛)。

社員の安否をまとめ、資料を作り、災害用の備蓄食糧や水を配り・・・と忙しくしている間、ずっとビルがギシギシと音を立てていました。
扉を開け放して非常経路を確保したため、扉が開いてると鳴る警告音がずっと鳴り響き。
電車はもちろん止まり、帰宅困難者25,000人のうちのひとりになる我々。
しばらく状況を確認しながら待ち、電車動いてしばらくして意を決して帰路に着きましたが、帰宅には5時間強かかりました。
JRが動かないので私鉄で行ける所まで行ったのですが、最寄りの駅までは歩いて1時間近くある距離。
夜中の2時半に一人で歩くわけにもいかず、行列に並んでタクシーを待っている間が、寒くて心細くて悲しかった。

でも。

一緒にタクシーを待つ人たちと、声をかけ合い、慰め合い、同じ方面の人と同乗して助け合って・・・としているうちに、心はなんだか温まりました。
私は日本人でよかった。
ケンカやパニックになってもおかしくないあの状況で、規律正しく並んで助け合える。私たちはそんな民族なんです。
そのことを心から誇りに思いました。

家に帰り、寝て、食べて、ひといき。暖かいことに感謝。
そして、今は自分にできることを・・・と思い、先ほどyahooから募金をしました。
そして節電中。
昨日寒空の明け方タクシーを待っていたことを考えたら、暖房つけなくても家の中は十分あたたかいもの!

早く、早くいつもどおりに戻ろう。
経済をまわして元気になろう。
私たちにはそれができる。日本のために頑張れる。
そう思った1日でした。

We have to try do our best for our country as one of Japanese!!


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